頭部内うつ熱
原因不明の不調は、頭部内にこもった熱?
うつ熱とは
「うつ熱」は、体温調節がうまくできなくなって、体の中に熱がこもってしまう状態をいいます。
筋肉や関節に発散できなかった熱が体にこもって「うつ熱」状態になってしまうと、筋肉痛、だるさ、関節の痛みといった症状として現れます。
風邪を引いたり、何かの細菌に感染すると体温が上がります。これは体の免疫が働いた「発熱」という状態です。発熱しても体の仕組みが正常に機能していれば、適切な段階で熱は下がっていきます。
頭の中に熱がこもっている状態を、「頭部内熱」とか「頭部内うつ熱」といいます。
これは、体の深の部分で発生した「うつ熱」とは区別されます。
「頭部内うつ熱」はなぜ起こるのか?
脳は体の状況を五感(視覚・聴覚・平衡覚・味覚・嗅覚)で感知し、その感知した情報を元に体を動かしたりコントロールしています。
入ってくる情報と、出力の仕組みがうまく循環していると、心身は正常機能した状態です。しかし現代社会の生活では、入ってくる入力情報が過剰になってしまい、出力の仕組みがうまく機能しないことが多く見受けられます。
高齢者の場合は、外気の温度を感知する能力の低下が熱中症になりやすい一因と考えられています。また若者の場合だと、スマホの使用などで視覚を酷使しすぎて、目から入る入力路に異常をきたす例も非常に多いです。
このように脳の入力と出力のバランスが崩れると、脳は疲弊し「頭部内うつ熱」が生じます。
脳は肉体だけでなく、思考や感情という目に見えないエネルギー的な部分にも影響を与えます。ケガや内臓の機能異常といった肉体の問題、脳の使いすぎといった思考の問題、感情レベルの問題、などは「頭部内うつ熱」と因果関係があることが臨床上多くあります。
「頭部内うつ熱」で起こる症状
- 動悸
- めまい
- 立ちくらみ
- 頭痛
- うつ
- 胃腸障害
- メニエール
- 不眠症
- パニック障害
- 耳鳴り
- 不安症
- 慢性疲労症候群
- 多汗症
- アレルギー症状
- イライラ
- 眼精疲労
- ドライアイ
- 更年期症状
- のぼせ
- 健忘症
自律神経失調症やストレスによる不調と考えられている心身の症状は沢山あります。
その中でも多くのケースで「頭部内うつ熱」が生じていると考えられます。
自律神経整体で「頭部内うつ熱」を改善することが重要です!
自律神経失調症と言うと、病院などで原因がわからない症状に付けられることがよくあります。検査をして異常が見つからないとドクターから「自律神経の問題ですね。」と言われることがあるようです。
では、どうやって改善したらよいのでしょう。
明確な道のりを示してくれる医療機関は案外少ないように思います。薬は処方されるけれど、なかなか良くならない。そのため鍼灸や整体、また漢方などに救いを求める方がとても多いです。
頭部うつ熱を取るためのは、その発生機序をしっかりと見極めることが必要です。
自律神経の乱れが原因だと思われたり、なかなか良くならない症状でお困りなら、西洋医学とは違ったアプローチで体を見てもらうと意外な原因がわかることがあります。
原因をしっかりと見極めてもらえる治療院で相談されてみてはいかがでしょうか?