- 乳房を豊かにする
- 膣粘液の分泌を促進
- 肌の張りを保つ
- 女らしさを保つ
- 悪玉コレステロールを減らす
- 善玉コレステロールを増やす
- 骨からのカルシウムの漏出を防ぐ
- 間脳に働いて、気分を明るくする
視床下部は、下垂体に指令を出し女性ホルモンを分泌させる分泌機能を有すると共に、
自律神経の調節を行う総合中枢でもあります。
その為、パニックを起こすと自律神経まで混乱をします。
これが更年期障害の原因の1つです。
当然、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌低下もお体の不調に関係しています。
と言うことは、脳と卵巣の両方を施術により活性化させなければなりません。
鍼灸でホルモンの分泌を促すことは叶いませんが、その臓器や全身の血流を改善し、良い方向に向けることは可能です。
更年期障害になると…
- ホットフラッシュ
- めまい、立ちくらみ
- 耳鳴り
- 寝付きが悪い、眠りが浅い
- 頭痛、頭が重い
- 冷え性、手足が冷たい
- 疲れ、だるさ、倦怠感
- 動悸、息切れ
- 怒りやすい、イライラする
- 肩こり、腰痛、手足の痛み
横浜市立大学名誉教授田中冨久子先生のお話によると 「ホルモン補充療法が乳がん・子宮がんのリスクを増大させると思っている人は多いと思いますが、じつは、子宮のある人、子宮のない人によって、変わってきます。 子宮のない人の場合、子宮がんリスクはありませんし、エストロジェンのみを投与するエストロジェン単独療法(Estrogen Therapy=ET)であれば、乳がんリスクには影響がなく、逆に乳がんリスクを下げるというデータもあります。 しかし、子宮を有する人にエストロジェンのみを投与すると、子宮内膜が増殖し、子宮がんリスクが上がります。 そのため、黄体ホルモンを同時に投与するエストロジェン黄体ホルモン併用療法(combined EstrogenーProgestogen Therapy=EPT)を行います。 このEPTが乳がんリスクを上げるのでは、とかつては考えられていましたが、近年、その影響は小さいとされました。」
横浜市立大学市民講座「ホルモン補充療法とは」より
『ホルモン補充療法ガイドライン』2017年版では
●乳がんリスクに及ぼすHRTの影響は小さい
●HRTによる乳がんリスクは、主として使用される黄体ホルモンの種類とHRTの施行期間に関連している
●乳がんリスクはHRTを中止すると低下する
加えるに、『ホルモン補充療法ガイドライン』2017年版では、子宮を有する女性においてEPTは子宮内膜がんのリスクを上昇させない、と記された。
このようにホルモン補充療法は以前に比べ乳ガンリスクは小さいとされています。
しかしながら、ホルモン補充療法の長期の使用は、危険がないとも言い切れません。
その為に鍼灸とうまく併用し、薬を使用する期間を出来るだけ短くして、更年期を上手に通り過ぎることも大切です。
ここで問題があると後々60代、70代でも更年期の後遺症に悩まされることになります。
<症例>肩・肘・首・頭の痛み(50代女性)
1ヶ月ほど前より、両肩関節、肘関節の痛み、首の痛み、右額髪の生え際の痛みと右の頭部が腫れている感じがすると1年ぶりの来院。
他にもお話を伺うと、
- 疲れやすくなった
- 最近肌がカサカサする
- 目の違和感がある
と様々なお悩みがありました。
更年期は、45歳から55歳頃と言われています。
この方の状態も、更年期の症状に当てはまるので調べると、へそ下3寸の横ラインに圧痛があり、子宮、卵巣の問題を考え、それに対応する足のツボの反応も見られました。
また、検査の結果、副腎髄質の問題もあり、これはストレスが影響しているものと言えます。その為、脳、副腎、卵巣、子宮の調整を踏まえた、全身調整を行いました。
この方の肩ひじ首の痛みの軽減が見られましたが、一回では良くはなりません。継続して施術を行い、更年期を上手く通り抜け、これからより良い人生を送っていただきたいと思っております。
つらい痛み!
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